10%の暴落時シミュレーション
ひぇ~
1カ月で10%下がっちゃったよ。
完全に想定外。
どうしよう?
落ち着け。
判断を誤れば大損して即退場だ。
まずはシミュレーションを行う。
@2,500*200株=500,000円
10%の下落。
@2,250*200株=450,000円
1カ月で-10%。
50,000円も減った。
泣きそう。
では、ここで損切を行ったらどうなるかシミュレーションする。
損切りした場合
損切りした場合は損失は5万円で確定する。
この場合は株価が下がらない銘柄に投資したい心理が働く。
株価が下がらない前提で、利回り3%の手堅い銘柄に資産を移行したとする。
株価は450,000円。
利回り3%。配当金は年13,500円。
1年目 463,500円
2年目 477,000円
3年目 490,500円
4年目 504,000円
即損切りをして3%の安定銘柄に変更した場合は、約4年で損失を取り戻すことができる。50万円スタートで4年で504,000円とすると、利回りは0.2%。10%の暴落からのリカバリーと考えればやむを得ないか。
ホールドした場合はどうなるのかな?
ホールドした場合
暴落局面ではボラが高くなるため利回りは12%が想定される。
ただし、その時の株価の12%だからそこは勘違いしないように。
株価は450,000円。
年2%ずつの下落を基準とする(過去の実績によるもの)。配当金はその年の株価の12%で計算する。
配当金はnisa口座として計算する。5年目までは米国での10%の課税のみを計算するが、今回の検証ではロールオーバーを選択し最長10年間を10%の課税のみとしたものとする。
1年目 450,000円 配当金48,600円
2年目 441,000円 配当金47,628円
3年目 432,180円 配当金46,675円
4年目 423,536円 配当金45,741円
こうして数字にしてみると、暴落がなくてもQYLDの株価って減るんだね。4年間での損失は76,464円。損切りした時より26,464円も損してる。
そうだな。じゃあ計算してみろ。
1年目は株価450,000円。
配当金48,600円。
合計498,600円。
ん?
2年目は株価441,000円。
1年目配当金48,600円。
2年目配当金47,628円。
合計537,228円。
何もしなければ2年で損失を取り戻せる?
そう言うことだな。
損切りからのリカバリーの4年間と比べるために4年目までシミュレーションするぞ。
3年目は株価432,180円。
1年目配当金48,600円。
2年目配当金47,628円。
3年目配当金46,675円。
合計583,903円。
4年目は株価423,536円。
1年目配当金48,600円。
2年目配当金47,628円。
3年目配当金46,675円。
4年目配当金45,741円。
合計629,644円。
50万円スタートで4年で629,644円だと、利回りは6.4%。税引き前なら7.1%。
暴落10%くらってからのスタートで4年で7.1%なら十分です。
何もしないことにします。
毎年必ず2%下落するとは限らないが、過去暴落とは関係なくそれだけ下げた年があり、配当金はその時の株価が基準となるため(カバードコール戦略で値上がり益を捨てているため。下落後の直近の株価が利回りの基準となる。値上がり益を捨てているので一度下落した株価はすぐには戻らない)実質的には減配となる。
次回予告
結局は何もしないことが最善の策と言う結論になったけど、まだ1回も利上げが行われていないことが気がかりだね。
と言うわけで、次回QYLD後編は何もしなくて大丈夫と油断した結果20%の暴落をくらってしまった場合どうなるのかを検証します。また、QYLDは年々資産と配当金が目減りしていくリスクがあることがわかりました。この対策についても検証したいと思います。
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